お父さん、お母さんのための競技かるた入門

お父さん、お母さんのための競技かるた入門

映画、アニメ、マンガの「ちはやふる」を見て、「私も百人一首を習いたい」、「かるたの大会に出たい」と思い始めた小学生や中学生のお子さんをお持ちのお父さん、お母さん向けに、競技かるたの世界を紹介します。

競技かるたにかかるお金

f:id:mamo3:20160511010753j:plain 他の習い事ですと、おおよそかかるお金は想像つきますが、競技かるたを習うのにどのくらいお金がかかるのでしょうか?

年間7万円強,大半は交通費

下記は、競技かるたを習うのに必要な初期費用と年間費用の一例です。

初心者で送り迎えが必要な小学生低/中学年が、かるた会に電車で通うことを想定してみました。1年間52/53週のうち40週、週1回通うこととしました。

競技かるたを習うのにかかる費用の一例(初心者、小学生低/中学年、かるた会に所属、首都圏の場合)

  • 初期費用
  • 合計7,000円
    競技かるた用かるた5,000円
    かるた会ユニフォームTシャツ2,000円

  • 年間費用
  • 合計年間71,000円
    かるた会
    (年間40週、週1回、交通30分~1時間圏内の場合)
    小計54,000円
    会費:月500円×12か月 = 6,000円
    お子さんの交通費:週1回400円×40週 =16,000円
    送り迎えの保護者の交通費:週1回800円×40週 =32,000円
    大会(年6回出場の場合)
    公認大会(E級)
    (年3回出場、交通1時間~1時間半圏内の場合)
    小計9,000円
    参加費:1,200円×年3回 =3,600円
    お子さんの交通費:往復600円×年3回 =1,800円
    付き添い保護者の交通費:往復1,200円×年3回 =3,600円
    後援大会(E級)
    (年2回出場、交通1時間~1時間半圏内の場合)
    小計4,600円
    参加費:1回500円×年2回 =1,000円
    お子さんの交通費:往復600円×年2回 =1,200円
    保護者付き添いの交通費:往復1,200円×年2回 =2,400円
    地域の公民館等の非公認・非後援大会
    (年1回出場、交通30分~1時間圏内の場合)
    小計1,400円
    1回200円×年1回 = 200円
    お子さんの交通費:往復400円×年1回 = 400円
    保護者送迎の交通費:往復800円×年1回 = 800円
    ジャージ(下):1本2000円×年1本
    ※膝に力がかかり、畳との接触で擦り切れ、消耗します。
    =2,000円

  • その他に追加でかかる可能性がある費用
    • 膝サポーター:1組200円~1500円
    • ※膝に負担がかかるので、必要になる可能性があります。
    • 競技かるた・百人一首の本:数千円
    • ※あると良いですが、必須というわけではありません。
    • お菓子:年数千円
    • ※かるた会の休憩の時間にお菓子を配ることもありますが、必須ではありません。
    • 遠征して出場する場合は長距離交通費・宿泊費
    • ※初心者はあまり機会がないと思いますが、大会が少ない地域ではあるかもしれません。

かるた会の会費はあくまでも一例です。各かるた会に問い合わせてください。かるた会は営利目的の会ではないので、他の習い事よりは安価です。月払い、入会費なしとしましたが、年一括支払い、入会費ありの所もあります。

大会は、昇段に関わる全日本かるた協会公認の大会、全日本かるた協会のルールに則るが昇段に関わらない後援大会、競技かるたの公式ルールではない近場の百人一首の大会、計年6回出場するとしました。特に出場回数が決まっているわけではありませんが、公認大会の成績で昇段・昇級が判断されるので、出場しなければ昇段・昇級できません。年6回も参加できる大会があるのは、競技かるたが盛んな地域だと思います。

ジャージは膝が擦り切れますし、お子さんの成長に合わせて買い替えるでしょうから、年間費用に入れました。

初期費用としては、競技かるた用取札、かるた会ユニフォームTシャツを計上しました。

なお、通常、羽織・着物・袴を着用する機会はありませんので、着物代を心配する必要はありません。

この例ですと合計、初期費用7,000円、年間71,000円かかることになります。年間71,000円うち48,000円はかるた会に通う交通費(保護者込)です。

交通費がかからなければ、年間1~2万円

かるた会自体の会費は安価ですが、交通費が意外にかかります。

運よく徒歩・自転車圏内や通学圏内にかるた会があればよいのですが、かるた会の数はそれ程は多くありません。よって、どうしてもある程度、時間がかかる場所に通うことになり、交通費がネックとなってきます。

一人で通えるようになれば、保護者分の交通費が減りますが、中学生になれば大人料金になるでしょうから、それなりにお金がかかります。上記の例で中学生の場合ですと、年額51,000円になります。

交通費がゼロであれば、年額必要な費用は1~2万円といったところでしょう。

上達すると費用も増加

段位を取得すると、全日本かるた協会の年会費用を納めればなりません。また、上級の大会では参加費も上り、遠征して大会に参加する機会も増えてきます。上達するにつれ、かかるお金も増えていきます。

節約のポイント

節約のポイントを上げると、以下のようになります。

  • なるべく近場・通学圏内のかるた会に通う。
  • 普段から練習をしっかり行い、少ない大会数で昇段する。
  • 札は、読み札を購入せず、取り札だけを購入しても良い。
  • 書籍はやたら購入せず、厳選する。

小倉百人一首 歌かるた 標準取札

小倉百人一首 歌かるた 標準取札

下記の記事もご参照ください。

karuta.hatenablog.jp

karuta.hatenablog.jp

karuta.hatenablog.jp