競技かるた入門者向け無料Androidアプリ厳選5つ
「子供が競技かるたに興味を持ったけど、いつ飽きるか分からないので、取りあえず無料で済ませたい。」と思っているお父さん、お母さんがいらっしゃると思います。
百人一首や競技かるたのAndroidアプリをたくさんありますが、「無料」でかつ「競技かるたの入門者、初心者に適している」アプリはなかなかありません。一見、競技かるた向けに作ってあるように見えても、経験者から見ると間違っている所があるアプリも少なくありません。
そこで、競技かるたの入門者、初心者に適している無料のアプリを厳選しました。
1.百人一首を覚えるアプリ
「ロジカル記憶 百人一首 小倉百人一首を覚える暗記帳アプリ」
まずは、こちらのアプリで百人一首を覚えましょう。暗記カードのような使い方をするアプリです。上の句が表示されており、「解答表示」ボタンを押すと、下の句が表示されます。
このアプリには以下のような特徴があります。
- 覚えていない札は出題頻度が上がるようになっているため、効率よく記憶することができる。
- 歌をひらがなで表示させる機能があるため、小学生でも学習できる。
- 決まり字が赤字で示してあるため、競技かるたとして百人一首を覚えるのに適している。
「決まり字」とは、下の句が特定できる上の句の初めの言葉のことです。札を速く取るのに、歌を丸ごと覚える必要はなく、この決まり字だけで、下の句が特定できます。決まり字を覚えることで札を速く取ることが出来るようになります。
2.覚えているかどうか確認するアプリ
百人一首を覚えたら、ゲーム形式で百人一首を覚えているているかどうか確認しましょう。
「百人一首 初めてかるた 無料版」
猫のキャラクターを相手に、競技かるたに近い形式で札を取りあうゲームです。無料版では百人一首を覚えるための機能が制限されていますが、無料版で使えるゲーム機能だけでも遊べます。

このアプリには以下のような特徴があります。
- 音声で出題される。
- 競技かるたと同じ形式で、相手の札は上下逆さまに表示されるため、競技かるたの練習に適している。
- 猫のキャラクターがしゃべるセリフには全て振り仮名が振られている。
- 外部のサイトにリンクされている「ふろく」には競技かるたのルール、百人一首の覚え方など、情報が充実している。
- iPhone版もある。
- 競技かるた用の読み方とは少し異なる歌があるのが惜しい。使用するのは歌を一通り覚えるまでにした方が良い。
無料版では以下ような制限があるので、他のアプリと併用するか、気に入ったら有料版を購入しましょう。
- 音声をネット上のデータから再生しているため、使うたびにデータ通信を行う。ネットに繋がっていなければ使えない。
- 特定の札だけを出題させる機能が使えない。
- ゲームの他に、歌を覚える機能があるが、覚えられる札は7枚しかない。
有料版はこちらです。
「ちはやふる百人一首」
マンガ「ちはやふる」のキャラクターを相手に、競技かるたに近い形式で札を取りあうゲームです。マンガに出てきた「裏返し かるた」などいくつかの対戦モードがあります。
- 文字で上の句が出題されるので、音を流せない所でも遊べる。
- ネットに繋がっていなくても使用できる。
ただし、以下のような欠点もあります。
- キャラクターの絵はあまりない。
- 音声で出題されずに、文字で出題されるため、競技かるたの練習としては効果が限られる。
3.定位置も含めて覚えているかどうか確認するアプリ
上記のアプリで百人一首を覚えたら、自分の定位置に札を置けるアプリで、より実戦に近い形で練習をしましょう。
競技かるたでは、場に出ている50枚の札のうち、自分側の25枚(自陣)は自分の好きな位置に置くことができます。どの札をどこに置くかはその場で決めているのではなく、あらかじめ自分なりの置き方を決めています。これにより、どんな札が配られても、自陣の札は場所を一から暗記する必要がなく、速く取れるわけです。この自分なりの札を置く位置を「定位置」と言います。
「ときめき!?かるた 【百人一首ゲーム】」
このアプリは、上記の2つのアプリ「百人一首 初めてかるた 無料版」、「ちはやふる百人一首」と同じ、コンピュータを相手に札を取りあうゲームです。しかし、先の2つと違って自陣の札をドラッグすることで、好きな位置に置くことができます。定位置を反映した、より、実戦に近い形の練習がアプリ上で行えます。
このアプリには以下のような特徴があります。
- 自陣の札はドラッグすることで、好きな位置に置くことができ、定位置通りの札の置き方ができる。
- 文字で上の句が出題されるので、音を流せない所でも遊べる。
- ネットに繋がっていなくても使用できる。
- 競技かるたと同じ形式で、相手の札は上下逆さまに表示されるため、競技かるたの練習に適している。
ただし、音声で出題されずに、文字で出題されるため、その点は、競技かるたの練習としては効果が限られます。
4.読み上げアプリ
「百人一首読み上げ「わすらもち」」
実際の札を使った練習では、下記のような札を自動的に読み上げるアプリをお勧めします。
こちらは競技かるた用百人一首読み上げアプリの決定版と言って良いでしょう。百人一首のCDや他のソフトなどは買う必要はなく、これさえあれば良いです。しかも無料です。
稲葉修至 専任読手(どくしゅ)の音声データで、競技かるた用の正しい方法で読み上げられます。ランダム読み上げ、読まれる札の制限機能、札流しと呼ばれる訓練方法の支援機能など競技かるたを行う上で必要な機能が満載です。
なお、「スマフォはないけど、パソコンは持っている」という人は、下記のWindows版のソフトをパソコンにインストールすれば、使用できます。
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