「競技かるた」って何？

マンガ「ちはやふる」は競技かるたの世界を描いているマンガです。ではそもそも「競技かるた」とは何でしょうか？

簡単に言えば「一般社団法人全日本かるた協会」が定める試合のルールと昇段・昇級システムで進められる小倉百人一首歌かるたを使ったゲームと言ったところです。ですから、同じ小倉百人一首歌がるたを使ったゲームでも、ルールが違えば「競技かるた」とは言いません。「ちらしどり」、「源平戦」といったものがそうです。同じトランプを使っていても、「ポーカー」、「大富豪」、「七並べ」といった異なるゲームがあるのと同じ事情です。

ちはやふる２６巻１３７首で太一杯が開かれるときに、須藤さんが

「自分のかるたのスタイルが崩れるだけじゃねーの」

と言って選手としてではなく読手（どくしゅ）として参加するシーンがあります。太一杯は「源平戦」＋変則ルールのため「競技かるた」とは違うプレイスタイルが身についてしまうことを心配しているのです。

ちはやふる（２６） (BE・LOVEコミックス)

また、同じ大富豪でも地方ルールってありますよね？　同じ小倉百人一首歌がるたを使っていて、競技かるたとルールがよく似ているけれども違うゲームがあります。「五色百人一首」といったものがそうです。それは「競技かるた」とは言いません。

「千早みたいになりたい」とお子さんが言うのであれば、「競技かるた」のルールや事情を良く知っておきましょう。

当ブログでは以下のようなカテゴリーで、競技かるたの世界を紹介しています。

karuta.hatenablog.jp

こちらの記事もご参照ください。

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