競技かるたをやる子は男子が多いか、女子が多いか
かるたを習う子は男子が多いのでしょうか、女子が多いのでしょうか。
通常、競技かるたの試合は男女混合で行われます。かるた会や競技かるたの大会に行ったことがある方はお分かりでしょうが、圧倒的に女子の方が多いです。では、実際の男女比はどのくらいなのでしょうか。
小中学生で約90%は女子
グラフ1.は、とある学生を対象とした かるた大会に参加した人のデータです。およそ200人規模の大会です。
この大会はE級の大会という初心者向けの大会です。初心者向けとはいえ、「競技かるたを本腰を入れてやっている人が初期の頃に参加する試合」ですので、簡単に優勝できる大会ではありません。
グラフ1. ある学生を対象としたE級大会参加者の男女比
小学校、中学校では男子がおよそ1割で、9割が女子です。小中高と年齢が上がるにつれて、男子の割合が増えていますが、大学で男子がおよそ1/4で、3/4が女子です。
同性同年代のかるた仲間が欲しい男子には、ちょっと寂しいかもしれません。
マンガ「ちはやふる」のキャラでは競技者の約60%が男性
ちなみに、マンガ「ちはやふる」のキャラも調べてみました。ちはやふる - Wikipediaに掲載されているキャラクターのうち、競技かるたの競技者108人の男女比です。
グラフ2.「ちはやふる」に出てくる競技者の男女比
中学生はいませんでした。主人公の千早など子供時代が描写されているキャラクターは現代の年齢としました。
「ちやはふる」では現実と違って、男女比が逆転し、登場する競技者の60%以上が男性キャラクターで、40%弱が女性でした。
「少女」マンガなのですから、男性キャラが多いのは当然かもしれません。
また、現実の かるたの強豪校、暁星高校は男子校なので、強い学校と対戦するシーンを描くと自然と男性キャラの競技者が増えるのでしょう。
「ちはやふる」では、かるた会の会長や大会運営役員など、指導者が登場するシーンも多いです。現実の指導者も男性が多いので、これも男性キャラが多い理由かもしれません。
いずれにしろ、現実は、「ちはやふる」と違って女子が多いです。