わが子と かるた会を見学する時に見るべき5つのポイント(前編)
指導者が信頼できそうか、子供の会員が生き生きと練習しているかなどは基本ですが、その他に見学で見るべきポイント、確認すべきポイントをあげてみます。
1.会員の年齢構成
世代を超えて試合ができるのが競技かるたの魅力なので、必ずしも同年代の会員がいる必要はありません。しかし、同年代の子がいることに越したことはありません。
たまたま、その日は来ていなかっただけかもしれないので、「小学生はどのくらいいるのですか」といったように口頭で聞いてみましょう。
2.上達志向かのんびり派か
昇段、昇級を目指す上達志向のかるた会と、あまり、昇段、昇級にこだわらず、のんびり かるたを楽しみたいと思っている会員が多い かるた会もあります。のんびり派は段位を持っていないが試合に出場しない、年配の会員にそういったことが多いです。
お子さんの合うかるた会を選べばよいのですが、子供は上達したいという要求が強いので、上達志向のかるた会をお勧めします。
公認大会の試合に出場しているかどうかが一つの目安になります。公認大会とは日本かるた協会の規定に基づく試合で、勝敗が昇段の材料として認めれる大会のことです。
かるた会の人に「公認大会にはどのくらい出るのですか?」と聞いてみましょう。「1回くらいでたことはあるけど、そういうのはあんまり。。。」といった答えが返ってきた場合は、のんびり派のかるた会と言えるでしょう。例え、初心者でも年に1回以上出ていれば、それなりに上達志向の かるた会でしょう。
また、練習している服装も一つの目安となります。ジャージにTシャツというは上達志向の会員です。マンガ「ちはやふる」によく出てきますよね。スカートや襟付きのシャツと言った服装は、のんびり派と言って良いでしょう。
3.会員同士が教えあっているか
試合が終わったあとに、あそこは良かったとこか、ここは悪かったとこか対戦相手が試合を振り返ることを感想戦と言います。将棋が囲碁などでそういった言い方をしますよね。
マンガ「ちはやふる」では30巻158首に感想戦の話が出てきます。
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この感想戦を行ったり、会員同士活発に教えあったりしているかるた会は、良いかるた会と言えます。
競技かるたで感想戦を行うのは難しいです。理由の一つに、試合が終わった後でも他の試合が続行していれば静かにしていなくてはならず、感想戦を行うタイミングを逃してしまうということが挙げられます。
しかし、感想戦を行うことは、お互いの上達につながり、とても良いことです。事実、名人を輩出している慶応大学のかるた会では、活発に感想戦が行われています。
後編はこちらです。 karuta.hatenablog.jp
こちらもご参照ください。 karuta.hatenablog.jp